大通Tゾーン(駅前通沿道地区まちづくりガイドライン、南一条地区まちづくりルール)を策定しました。
大通地区の再生を目指し、
各商店街の枠を超えて組織した
大通地区再生研究会が2015年に策定した「大通中心街まちづくり指針」の中で、
札幌駅前通と南一条通により形成される「Tゾーン」をまちの顔として位置づけました。
このTゾーンは、札幌市が2016年に策定した「第2次都心まちづくり計画」の中でも、
都心商業エリアの顔に位置づけられています。
これを踏まえ、駅前通地区及び南一条地区はそれぞれ
地区まちづくりを推進する組織(地区まちづくり協議会)を立ち上げ、
地区まちづくりについての目標、方針、地区において遵守すべき事項等を定めたルール(地区まちづくりルール)を策定しました。
札幌大通まちづくり株式会社は、各協議会の事務局を担い、
今後は、策定されたルールと建て替え計画や開発内容との整合性を、開発事業者と協議、調整していくことになります。
「大通中心街まちづくり指針」の先導的取組として、 札幌駅前通の地権者が集まり、
まちづくり指針、第2次都心まちづくり計画などで検討してきた内容をベースにしながら、
今後の建て替え時などの方針として、2019年6月に「Tゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドライン」を策定し、
2020年1月には「大通Tゾーン駅前通地区まちづくり協議会」を設立しました。
ガイドラインで定めたまちづくりの目標と方針に沿ったまちづくりを実現するため、
地区内の地権者や事業者等が協調して取り組む事項とその推進体制及び仕組みを定めた
「大通Tゾーン札幌駅前通地区まちづくりガイドライン運用ルール」は、
2021年9月、札幌市の「都心における地区まちづくり推進要綱」に基づく地区まちづくりルールとして認定を受けました。
ガイドライン運用ルールは、2021年12月に都市計画決定された「大通Tゾーン札幌駅前通地区地区計画」の
建築物の容積率の最高限度に関する算定基準として運用していきます。
南一条地区では、長年にわたり地元商店街組織が中心となって
路面の魅力を活かしたまちの在り方を検討し、共有してきました。
2023年3月、約2年間の検討を経て、「大通Tゾーン南一条地区まちづくりルール」を策定し、
その運用を担う「大通Tゾーン南一条地区まちづくり協議会」を発足しました。
今回策定した「地区まちづくりルール」は、
先代たちが描いたまちの目標や将来像を受け次ぎながら
時代の変化をふまえて再整理するものであり、
協調のもとでまちの更新を進め、価値向上を目指すことを定めています。
また、「大通中心街の顔・Tゾーン」として、
大通Tゾーン札幌駅前通地区と協調し、
大通中心街の発展を先導していくことを目指します。